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筑波大学医学部

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概要 †

• 大学

  創立	1872年
  設置	1973年
  医学部設置
  地域	首都圏の医学部
  所在地	茨城県つくば市天王台一丁目1番地1
  校舎	筑波(茨城県つくば市) 東京(東京都文京区)
  学部	人文・文化学群 社会・国際学群 人間学群 生命環境学群 理工学群 情報学群 医学群 体育専門学群 芸術専門学群
  分類	新設医科大学
  立地偏差値	52
  進級	かなり優しい
  ストレート卒業率	88.8%（2023年） 93.7%（2022年） 88.0%（2021年）
  新卒国試合格率	96.3%
  HP	http://www.tsukuba.ac.jp/

• 入試

  偏差値	河	共テ	83%、82%(地域枠)
  		二次	65.0
  	駿	全国	66
  		共テ	68
  再受験			かなり厳しい
  定員			前期62(うち地域枠18) 推薦62(うち地域枠18) 総合選抜5(2年次から) 国際バカロレア3 海外教育プログラム特別入試2 研究型人材入試(若干名)
  編入試験			あり(5人)
  調査書点数化			なし
  過去問			筑波大学

• 一般入試配点

  前期	共：二次	900：1400
  	共通テスト	国200・数(2)200・理(2)200・外200・社(1)100
  	二次試験	数300・理(2)300・外300・面接(適性検査と合わせて)500
  後期	-

• 推薦入試

  定員	44名
  評定平均	A段階
  出身地
  浪人	一般枠は現役のみ、地域枠は1浪可
  科目	面接、小論文(英・数・理）

解説 †

• 茨城県つくば市に位置する総合大学である。本学は学群・学類制を導入しているため、正確には医学群医学類である。
• 東京師範学校を前身とし、東京教育大学を経て1973年に茨城県つくば市に移転し、筑波大学となった。これと同時に医学部が設置された新設医科大学である。教育学部に関しては日本随一の歴史を持ち、「西の広島、東の筑波」と称される。
• 受験難易度しては、国公立医学部の中でも上位に入る。名古屋市立大学医学部と同程度で、広島大学医学部よりは劣る。本校は新設医学部ではあるが、上述の通り大学の価値、知名度は高く、首都圏の医学部の範疇にも入るため、その難易度は高くなっている。茨城県にありながら、つくばエキスプレスのおかげで秋葉原駅まで47分で行けるので、高レベル層の選択肢になりえる大学となっている。

• 大学の敷地は広大で、単一キャンパスの大きさとしては、九州大学伊都キャンパスについで日本で2番目となっている。その代わりに立地が良いとは言いきれない。ただし、つくばエクスプレスを利用すれば1時間弱で都心に出られる。
• 再受験生には厳しめの大学である。そもそも、大学の姿勢として一般入試と同程度の推薦入学者枠を設定している時点でその姿勢がうかがい知れる。21歳以下ならばチャンスはあるが、それでも難しいだろう。面接点も500点もあり、差がつくため基本的には再受験が受けるには候補に入れる事が厳しい。
• 2020年10月15日に文部科学相から指定国立大学法人の指定を受けた。
  • 筑波大学｜お知らせ・情報｜ニュース｜指定国立大学法人の指定について
  • 筑波大 指定国立大学法人に　分野超えた研究など実践: 日本経済新聞
• 本学は地域経済とも大きく関わる。筑波研究学園都市の構想に基づき、1973年に筑波大学が開学（同時に医学部も設置）すると共に多数の学生や研究者が在住するようになった。結果として以前まで農村だった地域が23万人を擁するまでに発展した。
• 筑波大学は間違いなく名門ではあるが、医学部では非医学部ほどの格はない（非医学部だと筑波＞千葉だが医学部だと逆になる）。新設医科大学であることや推薦入試の割合が半分を占めることが理由であると思われる。
• 東京教育大学を改組した大学である。

• University of Tsukuba, Japan | Institution outputs | Nature Index

• 2021年春の進学説明会（医学類;3/9配信開始最新版)

• 2028年頃をめどに、二次試験を面接と小論文のみにするとの方針を発表している。https://www.asahi.com/articles/ASR6Z6KH6R6ZUJHB00D.html

入試の変更点 †

2022年 †

• 学校推薦型
  • 英語検定試験を総合評価に反映する。2021年はコロナ対応のため反映しなかった。
  • 地域枠の居住条件が1年以上→3年以上へ変更
• 国際バカロレア
  • 1期、2期に分かれた。
• 一般
  • 地域枠において、推薦型同様に居住条件が3年以上となった。

2021年 †

• 前期日程が「学類・専門学群選抜」と「総合選抜」に分かれる。前者は従来通りの学類ごとの試験だが、後者は合格者が（1年次の成績に応じて）2年次に希望する学類へ進学する、所謂「進振り」システムとなる。なお、総合選抜には「文系」「理系�機廖嵳�系�供廖嵳�系�掘廚龍菠�があるが、医学類にはいずれからも進学でき、計5人が加わる。
• 前期：68(うち地域枠19)→62(うち地域枠18)
• 推薦：61(うち地域枠17)→62(うち地域枠18)

2020年 †

• 研究型人材入試の導入

2019年 †

• 前期2段階選抜5倍→2.5倍
• 面接200点をから適性試験500点に変更する。面接は適性試験に含まれる。

一般入試傾向・対策 †

英語 †

120分300点。大問3つ。
読解総合問題、語句整序、英作文。120分という時間を考えると、じっくりと考えて解答できる。長文総合問題は内容一致問題や空欄補充など設問形式は多岐にわたる。英作文は2問出題される。1問は整序英作文であり、3番目と5番目にくる単語を答えるもの。2問目はテーマが与えられて100字程度の自由英作文を作成する。

• 自由英作文過去問

  年度	内容
  2016	「健康長寿のための最善の食事法」についての意見。理由を二つ。
  2015	「高校生は十分に自由時間がある」という内容の英文を読んで反論を書く。
  2014	「ソーシャル・ネットワーキング・サービスを利用する理由」に対する意見。

数学 †

120分300点。
文理共通問題であるが、各学部選択制。標準よりやや易しい問題である。

物理 †

大問3つ。大問1は力学、大問2は電磁気、大問3は波動or熱の傾向がある。証明や論述問題が毎年必出である。

化学 †

大問3つ。毎年論述が数問出題される。

• 論述問題

  年度	内容
  2016	セルロースの繊維が丈夫な理由 酵素が失活する理由
  2015	セッケンの硬水中での洗浄力低下について キサントプロテイン反応の実験操作と呈色する原因
  2014	沈殿が生じる理由について、指定の２つの語句「pH」と「溶解度積」を用いて90字以内

推薦入試 †

• 小論文という名目であるが、実際は数学、英語、理科の学力試験である。1日目に筆記試験、2日目に面接試験が実施される。一般、地域枠共に倍率は4倍を超えるが地域枠は合格者が定員に満たないことがしばしばあり、高い学力が求められることがうかがえる。出願は一般枠は全国から現役生のみ、地域枠は茨城県内の高校出身または保護者の居住地が茨城県内の一浪まで。なお余った枠は一般入試に振られる。
  • 地域枠入学者は1年次から月20万円受け取ることができる。これは全国的に見てもかなり恵まれた条件である
    • 詳細は、「地域枠などの修学資金貸与制度」参照
• 4技能外部英語検定試験でC1(CEFR)相当以上のスコア(英検一級等)を有する場合には総合成績に反映される。
• 2018年以降、身長と体重を記載させていたが、それは元の心理検査のフォーマットに組み込まれていたためであり、その数値を合否判定に使っていたわけではないとしている。（参考文献：読売新聞）

英語 †

120分、長文2題。医療系の題材が多く、『Cell』の論文そのものが問題文になるなどする。近年問題文の長さが増加傾向にあり超長文といえる。

数学 †

120分、大問3つ。時間的に厳しい。傾向が毎年ころころと変わっている。

理科 †

120分で2科目。標準的な問題が多く、例年だと合格に8割はほしいところ。

面接 †

面接官2人の個人面接。内容は標準的。会話のような雰囲気。

入試結果 †

志願状況 †

• 一般

  年	枠	募集	志願	受験	合格	志願倍率	実質倍率
  2023	一般	47	120	111	48	2.5	2.3
  	地域全国	10	8	8	9	0.9	0.9
  	地域茨城	8	51	46	8	6.4	5.8
  2022	一般	44	133	103	45	3.0	2.3
  	地域全国	10	6	6	1	6.0	6.0
  	地域茨城	8	30	29	8	3.8	3.6
  2021	一般	44	158	105	52	3.0	2.0
  	地域全国	18	48	43	10	4.8	4.3
  	地域茨城	8	30	26	8	3.8	3.3
  2020	一般	49	119	110	53	2.2	2.1
  	地域全国	10	17	17	5	3.4	3.4
  	地域茨城	9	40	38	14	2.9	2.7
  2019	一般	58	181	137	69	2.6	2.0
  	地域全国	10	28	26	2	14.0	13.0
  	地域茨城	4			6	0.0	0.0
  2018	一般	63	296	264	79	3.7	3.3
  	地域全国	10	23	20	1	23.0	20.0
  	地域茨城	9			5	0.0	0.0

• 推薦

  年	枠	募集	志願	受験	合格	志願倍率	実質倍率	入学
  2020	一般枠	44	190	187	48	4.3	3.9	48
  	地域枠	17	88	88	17	5.2	5.2	17
  2019	一般枠	36	163	163	36	4.5	4.5	36
  	地域枠	22	85	85	23	3.9	3.7	23
  2018	一般枠	36	164	164	36	4.6	4.6	36
  	地域枠	17	70	70	17	4.1	4.1	17

• 2020年入試結果補足: 合格者134人のうち【現役男子・現役女子・一浪男子】という属性の人々が123人を占めた。(91,8%)

合格者得点 †

年齢別入学者数 †

参考文献：portal.niad.ac.jp

入学者の構成(出身高校所在地別) 🆕 †

• 大学ポートレート

• 【天才・秀才!?】筑波大学・医学群/医学類 合格者の出身高校 【2021年入試版】" を YouTube で見る

大学生活 †

筑波大学医学部の大学生活

編入学試験 †

• 筑波大学 - 学士編入試験情報
  • 学力面は、数学・化学・生物と英語(TOEFL)で評価される。　
  • 生物学既習得の理系大学2年生以上の人は検討する価値がある。

• 「 筑波編入学試験過去問」
  • 化学と生物はあらゆる意味で大学入試問題と同じと言える。
• "【医学部学士編入】筑波大学医学類の傾向と対策"YouTube

大学の沿革 †

• 前身は、「東京教育大学」という東京都文京区に本部を置く大学であった。
• この大学が改変され、つくば市に移転し現在の筑波大学となった。
• 筑波大学が、東京(東京都文京区)にもキャンパスを有するのはこの名残である。
  • (かつての東京教育大学大塚キャンパスが現在の筑波大学東京キャンパス文京校舎)

コメント †

過去のコメント †

コメント/筑波大学医学部2015年3月以前
コメント/筑波大学医学部2015年4月〜2016年3月
コメント/筑波大学医学部2016年4月〜2017年3月
コメント/筑波大学医学部2017年4月〜2018年1月
コメント/筑波大学医学部2018年2月〜3月
コメント/筑波大学医学部2018年度
コメント/筑波大学医学部2019年度〜2020年度
　

現在のコメント †

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