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大阪大学医学部

概要 †

• 大学

  創立	1931年
  設立
  医学部設置
  地域	関西圏の医学部
  所在地	吹田市山田丘
  学部	文,外国語,法,経済,理,工,基礎工,医,歯,薬,人間科学
  校舎	吹田,豊中,箕面
  分類	旧帝国大学
  立偏	53
  進級	優しい
  ス卒	85.6%（2023年） 86.0%（2022年） 86.9%（2021年）
  合格率	95.4%
  HP	https://www.osaka-u.ac.jp/

• 入試

  偏差値	河	共テ	88%
  		二次	70.0
  	駿	全国	73
  		共テ	71
  再受験			寛容
  定員			前期95・推薦5
  編入試験			あり(10人)
  調査書			点数化なし
  過去問			大阪大学

• 配点

  比	共:ニ=500:1500
  共	国100,数(2)100,理(2)100,外100,社(1)100
  二	数500,理(2)500,外500,面接

解説 †

• 大阪府吹田市に本部を置く東大京大に次ぐ日本ナンバー3の旧帝国大学である。11学部16研究科を有する。学生数は、学部生15000名、大学院生8000名であり、国立大学としては日本で最大である（参考）。
• 大学の前身は、日本史でもおなじみの緒方洪庵の適塾（1838年）である。この適塾の名前は2018年開始の世界適塾入試に繋がる。適塾が旧大阪医科大学となり、大阪帝国大学となったため、医学部を源流とする帝国大学とも言える。1931年に大阪帝国大学となるが、設立当初から医学部（+理学部）が設置されていた。帝国大学発足当時の理学部、医学部が最古参で、1949年の学制改革にて、文学部、法経学部、工学部が追加され、現在の基礎となっている。その後、法経学部→法学部、経済学部、医学部→歯学部、薬学部、文学部→人間科学部というように分離設立されている。現在のキャンパスは、吹田キャンパスと豊中キャンパスがメインであるが、1992年以前は大阪各地にキャンパスが点在するたこ足大学であった。1993年、医学部は中之島から吹田へ移転し、学生にとっての利便性は大きく低下した。
• 入試難易度に関しては、上述の移転による不便性は局地的な影響にとどまり、不便と言っても大阪という大都会に位置し、旧帝大でもあることから日本トップクラスの難易度を誇る。概ね格通りに各予備校の偏差値表では3番手に位置している。ただ、媒体によっては東京医科歯科大学と並ぶこともある。
• 2020年度入試からセンターと2次試験の比率が1：3になり、他の旧帝大と同様に完全な2次重視型になった。求められる学力レベルは非常に高いが、再受験生へは寛容な姿勢を示している。レベルの高い大学だけに受験生が限定され、情報量は少ないが、多浪生・再受験生を合わせると、毎年10名前後が入学しているとのこと。
• 研究面でも臨床面でも世界最高峰の大学の一つで、付属病院は日本で唯一の全臓器移植が可能な病院。そのため、年間臓器移植数は日本最多。
  • 大阪大学医学部付属病院・移植医療件数
• 大学全体でみると、大阪大学は2007年に大阪外語大学を吸収し、外国語学部としたことでさらなる格付け上昇が得られた。それまで、阪大の文系と言えば、神戸大の経営、経済に押され気味であったが、この吸収により全国1位の外国語学部を保有することとなり、神戸大との差を広げることができた。国立大学で外国語学部を有する大学は他に東京外国語大学のみである。
  　

入試の変更点 †

2025年 †

• 第一段階選抜は、共通テスト1000点満点のうち700点以上の者のうちから、募集人員の約3倍までの者を合格者とする。入学志願者数に関わらず上記得点に満たない場合は、第1段階選抜不合格となる。
• 情報�気�共通テストで導入。配点は25点。それにより、社会の配点が75点となる。

2021年 †

• 面接1回→複数回の可能性あり。

2020年 †

• 2次試験の配点を変更:各教科200点×3→500点×3となり、セ:2次=500:1500と二次比率が大きくなった。

2019年 †

• 推薦入試に定員を設けた。若干名→5名。それに伴い、一般入試の定員が100名→95名となった。

2017年 †

• 後期日程は廃止されることとなった。また、センター試験の足切り段階が、2016年の3.0倍から2017年は2.6倍と厳しく設定されることとなった。

一般入試傾向・対策 †

筆記試験 †

• 英語は問題自体の難度は下位旧帝大レベルだが時間的に厳しい。化学は重問〜新演習☆☆レベル。生物は間違いなく最難関。ゆえに生物は不利といわれる。 化学は知識をあまり使わない奇問がよく出るせいで年によってかなりブレがある。分からなくても焦らずに、できる問題を確実に取ればOK。 東大と京大の過去問（25ヵ年）やったほうがいい。阪大は両方の大学ごっちゃ混ぜしたような問題作ってる。難易度的にしんどければ九州大の過去問も使えると思う。ただし物理の採点は東大の採点と比べると、やや厳しめ。
• 数学物理化学は重要問題集と赤本20年シリーズをみっちりこなしていれば、十分合格圏に達するし、英語も英文解釈教室と速読英単語上級編と英作文のトレーニングシリーズと頻出英文法語法 :1000と英熟語頻出問題1000をこなして、 阪大の英語20年をこなせば十分対抗できます。理系の科目は重要問題集と赤本だけで十分です。そのパターンでやってみても大阪大学は恐る恐るに足らずです。英語も十分に合格圏に達しますし、数学物理化学も十分に重要問題集で対抗できますし、ポイントはその後の過去問のやりこみで十分合格圏に達します。あまり、俗情報に右往左往されちゃいけません。そのやり方で英語は7割〜8割 物理は9割近く数学は4完半化学は7割〜8割 いけます。過去問のやり込みと駿台からでてる大阪大学の予想門もやりこむこともポイントです。 -- [d2cbe8c9] 2020-11-24 (火) 23:44:57
• ↑ただし、上記は進学校在籍者のみに当てはまる。進学校では授業中に様々な問題に当たるため「重要問題集だけ」と言いつつスタートラインが全く違う。再受験生が重要問題集のみでは到底太刀打ちできない。

英語 †

• 90分。和訳、英作メインであり、京大医と傾向が似ている。正確な構文把握をベースとした和訳が求められる。京大の問題よりも英文が易しいため、和訳の難易度も低くなっている。和訳問題も内容一致問題も文章の対比構造を見抜けば解答しやすくなる。自由英作文に関しては70語程度。英作文は2問出題。

数学 †

• 数学�靴�らの出題が中心となる。
• 東大数学のやや下程度の難問が頻出する。
• 2020年入試では易化した。3代予備校全てで数学易化の判定であった。
• 元々、数学の難易度は高すぎた。特に、2011年などは普通の数学が得意ぐらいのレベルの受験生では太刀打ちが出来なかった。とすると、数学が得意不得意で点数に差がつかないので、入学試験としては目的を達していないと言える。
• 適正レベルに落ち着いたか。

理科 †

• 難系よりも理論物理への道標 化学新演習よりも新理系の化学100選の方がおおすめです。これらを赤本20年の後やり込むと上記の点数にさらにうわのせすることができます。数学は聖文新社から出ている大阪大学数学50年を出切る所まで赤本の後やり込み共通テスト後に駿台の予想問と受けた阪大模式の復習を直前にすると4完半から5完は狙えます。 -- [d2cbe8c9] 2020-11-24 (火) 23:55:16

面接 †

• 前期面接10分は呼び出しくらってから退出まで含めた時間。地元現役生ならもっと短時間で終わる可能性もある。

面接経験談 †

• 面接はかなり気楽な内容でした。�〇嵋焼圧　↓�筆記試験の出来、は皆共通のようです。あと自分は、�２寝覆某覆澆燭い�、�す盥酸験茲任了廚そ个阿蕕い任垢諭�なんか世間話程度のもので「野球はどこのファンか？」とか聞かれた人もいるみたいです -- pocket? 2013-05-11
• ただし、これは前期の面接での話。後期はえげつないらしいです。話しのアナを穿り返してずっと問い詰められるというのが、現浪問わずあるようです。後期には注意したほうがよろしいかもしれませんね。 -- pocket 2013-05-1
• 面接はおそらく7つの部屋に分かれていて受験番号順に7番ごとに呼ばれていきました。3人の面接官がいらっしゃったのですが私の部屋では一人目の方が医師の志望理由、大学の志望理由とそのきっかけ、高校時代に打ち込んだこと、それによって成し遂げたことなど基本的なことを聞かれました。二人目の方には「今まで出会った人の中で嫌いな人或いは苦手な人はいるか」と問われましたが、それに対する答えを以って面接終了となりました。 三人目の方からの質問はなくこちらの回答態度などを 見てらっしゃたんだと思います。個人談ですが参考になれば。 -- [316813f7] 2021-03-12 (金) 23:24:28

2017年度入試における採点ミス †

大阪大学、H29年度試験で30人不合格…外部者がミス指摘
医学部では2名が追加合格となった。

世界適塾推薦入試 †

　2018年入試から導入された推薦入試である。グローバルな思考を持ち、医学研究に興味のある人を対象としている。初年度は28名が出願し、20名が受験した。合格者は4名であった。最近は奇抜な名前の推薦、AO入試が流行っているが、単なる普通の推薦入試である。

• 概要

  年齢	一浪まで
  評定	4.3以上
  必要書類	調査書、志望理由書、推薦書、自己PR（400字）
  共通	国語20、地歴公民(1)10、理科(2)20、数学(2)20、外国語20
  配点	共通試験90、小論文90、面接90

第一段階選考 †

共通テストの成績上位20名までが合格となる。ただし、80%以上の得点率が必要である。初年度は28名の受験者であったため、上位20名はそれほど高くないハードルであると考えられる。

第二段階選考 †

1日目に小論文、2日目に面接が課される。面接は、志願者の自己PR文をもとにして30分×2回行われる。

参考文献：知る人ぞ知る！？ 大阪大学の世界適塾入試って何？

入試結果 †

志願状況 †

• 前期

  年度	募集	志願	志願倍率	受験	合格	入学	実質倍率
  2020	95	279	2.9	267	96	95	2.8
  2019	95	230	2.4	215	95	95	2.3
  2018	100	239	2.4	222	96	96	2.3
  2017	100	200	2	189	100	99	1.9
  2016	85	212	2.5	203	86	101	2.4
  2015	85	227	2.7	211	86	101	2.5
  2014	85	253	3	232	85	100	2.7
  2013	85	232	2.7	217	85	101	2.6
  2012	85	248	2.9	232	88	101	2.6
  2011	85	268	3.2	252	85	100	3
  2010	85	239	2.8	222	87	102	2.6
  2009	80	231	2.9	217	84	98	2.6
  2008	75	228	3	223	76	93	2.9
  2007	75	202	2.7	194	75	91	2.6
  2006	75	234	3.1	225	75	92	3
  2005	75	263	3.5	249	78	91	3.2
  2004	75	275	3.7	264	77	92	3.4
  2003	75	279	3.7	262	76	92	3.4
  2002	75	240	3.2	227	77	92	2.9
  2001	80	342	4.3	333	80	89	4.2

• 後期

  年度	募集	志願	志願倍率	受験	合格	実質倍率
  2016	15	213	14.2	30	16	1.9
  2015	15	193	12.9	29	15	1.9
  2014	15	190	12.7	30	15	2
  2013	15	179	11.9	26	16	1.6
  2012	15	169	11.3	27	15	1.8
  2011	15	251	16.7	31	16	1.9
  2010	15	198	13.2	30	15	2
  2009	15	194	12.9	27	15	1.8
  2008	15	158	10.5	24	17	1.4
  2007	15	135	9	40	16	2.5
  2006	15	129	8.6	50	17	2.9
  2005	15	122	8.1	48	15	3.2
  2004	15	169	11.3	46	15	3.1
  2003	15	139	9.3	51	16	3.2
  2002	15	182	12.1	105	15	7
  2001	10	169	16.9	80	10	8

• 令和3年度入試成績(合格者)結果一覧表

• 共通テスト合格者平均89，85%。合格者最低点83，05。(参考;薬学部合格者平均86，11%)

• 参考
  • 合格者平均が9割を切るというのは、7年ぶり。

年齢別入学者数 †

参考文献：https://portal.niad.ac.jp/ptrt/table.html

不祥事 †

試験官談笑事件 †

• 2024年の一般入試の際、試験官が談笑して受験生の妨害をしていたことが発覚した。大学は、「そんな事実はない」として再試験は行わなかった。受験生の1人は「ばかばかしいという言葉が聞こえ、大声で笑っていた。将来がかかった試験だったのに」と憤る。
  • 参考文献:大阪大入試で監督教授ら談笑、受験生複数人から苦情「大声で笑っていた」再試験は行わず
• 大学入試における試験官のモラルの低さはたびたび話題になり、閉鎖的な空間で過ごしている大学職員の質の低さを伺わせる。
• 同じ関西圏であれば、2010年頃に関西医科大学にて初老の男性試験官がいびきをかいて居眠りするという事件が起きた。居眠りは数年間にわたって続き、試験監督という名の休養をしているとも話題になった。初老職員は罰せられることもなく定年退職になったと思われる。

大学生活 †

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立地 †

• 医学部は吹田キャンパスを使用する。モノレールか阪急線を使い、大阪中心部からのアクセスは悪いが、エキスポシティが近くにでき、生活の質は上がっている。校舎は新しい。
• 1993年以前は、大阪府各所にキャンパスが点在する蛸足大学であったが、豊中キャンパスと吹田キャンパスに統合された。それにより、医学部キャンパスは大阪府中心部からのアクセスは悪くなった。

研究 †

• 1年次でも希望すれば研究室に通うことができる。3年次から全員が基礎配属として4ヶ月間研究室へ通う。
• アメリカ最大規模の医学系研究所であるNIHへの留学も国内の医学部の中で唯一可能である。→こちら

コメント †

過去のコメント †

コメント/大阪大学医学部2015年3月以前
コメント/大阪大学医学部2015年4月〜2016年3月
コメント/大阪大学医学部2016年4月〜12月
コメント/大阪大学医学部2017年1月〜2月
コメント/大阪大学医学部2017年3月〜5月
コメント/大阪大学医学部2017年6月〜12月
コメント/大阪大学医学部2018年1月〜3月
コメント/大阪大学医学部2018年度〜2019年度

現在のコメント †

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