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鹿児島大学医学部

　
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概要 †

• 大学

  創立	1773年
  医学部設置	1955年
  地域	九州の医学部
  所在	鹿児島市郡元
  学部	法文,教育,理,工,医,歯,農,共同獣医,水産
  校舎	郡元,桜ケ丘,下荒田
  分類	新制八医科大学
  立地偏差値	47
  進級	優しい
  ストレート卒業率	86.2%（2023年） 94.9%（2022年） 86.3%（2021年） 91.5%（2020年）
  新卒国試合格率	94.5%
  HP	https://www.kagoshima-u.ac.jp/

• 入試

  偏差値	河	共テ	前期81%、後期86%
  		二次	前期62.5、後期-
  	駿	全国	前期64、後期65
  		共テ	前期66、後期67
  再受験			寛容
  定員			108:前期69,後期21,推薦18
  編入試験			あり(10人)
  調査書			点数化なし
  過去問			鹿児島大学

• 配点

  前期	比	共:ニ900:920
  	共	国200,数(2)200,理(2)200,外200,地歴(1)100
  	二	数200,理(2)400,外200,面接120
  後期	比	共:ニ900:320
  	共	国200,数(2)200,理(2)200,外200,地歴(1)100
  	二次	小論文200,面接120

• 推薦入試

  定員	17
  評定平均	4.3以上
  出身地	制限あり
  浪人	県内出身であれば制限なし
  科目	センター試験、面接

解説 †

• 鹿児島県鹿児島市に位置する総合大学である。9学部10大学院を有し、9000人の学部生が在籍している。1年次は郡元キャンパス、2年次以降は桜ヶ丘キャンパスを使用する。
• 医学部は、1955年に鹿児島県立大学より移管され、その前身は戦時中に設立された旧制県立鹿児島医学専門学校に由来している。また、源流は1869（明治2）年、西郷隆盛や大久保利通らによって鹿児島に招聘されたイギリス人医師ウイリアム・ウイリスを校長として設立された西洋医学校。新制八医科大学であり、新設医学部ができるまで、九州、長崎とともに佐賀、大分、宮崎の関連病院に医師を派遣していた。
• 入試難易度としては、国公立医学部の中では中堅やや下であり、九州では熊本大学医学部、長崎大学医学部の次に位置する。鹿児島県へのアクセスはあまりよくないが、鹿児島県の高校のレベルが総じて高く、本学のレベル維持に寄与していると思われる。
• 面接点にかなり幅があるため、再受験生・多浪生には厳しい対応とも言われている。以前は40代学生や30代女性などが在籍していた再受験寛容大学だったが、近年は面接厳格化により若干減少傾向。特に県外や高齢だと面接点が低くなる傾向で、そのような採点項目が設けられている可能性も高い。'09年入学の中には40代中盤の人がおり、年齢よりも出身地差別の方が強いかもしれない。再受験と多浪生を合わせると2割程度在籍している様子。なお面接については「面接点が著しく低い場合（10点未満）は、学力試験の点数にかかわらず不合格とする場合がある」としている。これを合否基準を明瞭に示してくれていると肯定的にとらえるか否かは考え方による。
• 土地柄、離島医療に力を入れており、学生時代の授業や実習にも反映。それを魅力に感じてこの大学を選択する人も多い。

入試の変更点 †

2023年 †

• 後期日程の定員を23→21へ

2019年 †

• 国際バカロレア入試の出願条件に関して、IBフルディプロマのスコアが38点以上という項目が設けられた。書類選考による選抜をなくし、書類+面接によって総合的に合格者を決めることとなった。

？年 †

• 一般入試に関して、不合格の点数基準を面接点30点以下→10点以下とした。

一般入試傾向・対策 †

• 二次試験
  他学部共通問題であり、高得点が必要。　

英語 †

• 90分、長文2題、文法1題、英作文2題の構成。英作文は和文英訳と自由英作文が出題され、自由英作文は100字程度とそこそこ量が多い。英作文で差がつくため対策が必要。採点は厳しい。

• 『みなし満点制度について』

数学 †

内容としては青チャートレベル。証明問題は頻出。採点はやや厳しいが、高得点が求められる。

理科 †

14年辺りから難化傾向。とはいえ、標準レベルの問題がメイン。高得点が求められる。科目別難易度(難→易)：化＞生＞物

面接 †

• 1-3の個人面接10分程度。
• 面接点は非常に触れ幅が大きく、30点や40点の評価となることも普通。つまり、他大に見られるような形式的で、多くの人が満点近くもらえるようなものでない。年齢よりも出身地の評価が厳しく、県外勢は30〜75点程度となると思っておいたほうがよい。
• 3人の面接官が各自持ち点40点満点の5点刻みで採点し、その合計点が面接点となる。面接点は、現役120点、1浪110点、2浪以上100点という話もあるが定かではない。面接点は、30点未満の場合、総得点に関わらず不合格とすることがある。近年は女性の方が面接点が高いとも言われている。
• 興味のある医療問題
• 多浪について
• 好きな科目
• 研究への興味

面接点に関して †

面接の受け答えよりも、出身地年齢によって差が出ている。合格者の面接点平均は80〜90以上。県外高齢だと面接点は60点ぐらいの場合がある。県内優遇はないとは言えないが、県内でも40〜120点までと幅広い。
　

筆記の点数と面接 †

面接の時はすでに採点が終わっていて、その得点により以下のように面接の仕方を変えているという噂がある.

• 高得点(上位30位)→変人のあぶり出しのみ
• ボーダー近辺(特に60〜100位)→じっくり面接
• 下位→世間話

突っ込まれた例 †

「医師を目指す理由を説明したのだけど、今までの仕事や生活を大きく変えてまで医者になりたいのが今の説明では納得できないと言われた。そしてまた説明して、また納得できないと言われて、の繰り返し。『今年合格するとは思っていないよね来年はどうするの？』とか。」

合格基準 †

• '16年度合格平均パターン→セ790＋二次680＋面接90＝1560。二次科目別平均予想点:英160,数180,理180＋160。理科科目別難易度(難→易):生＞＝化＞物。最低点を考慮した合格パターン→現役:セ780＋二次650＋面接90＝1520。浪人:セ800＋二次660＋面接60＝1520

• '15年度合格平均パターン→セ770＋二次630＋面接90＝1490。二次科目別平均予想点:英150,数160,理165＋155。理科科目別難易度(難→易)：化＞生＞物。最低点を考慮した合格パターン('14年までの参考。'15年入試から理科二科目が課される。→現役:セ780＋二次470＋面接90＝1440。浪人:セ800＋二次480＋面接60＝1440
  　

入試結果 †

参考文献：https://www.kagoshima-u.ac.jp/exam/pastdata.html

志願倍率 †

• 前期

  年	募集	志願	受験	合格	志願倍率	受験倍率
  2023	69	331	288	69	4.8	4.2
  2022	69	266	226	67	4.0	3.4
  2021	69	249	222	69	3.6	3.2
  2020	69	332	290	69	4.8	4.2
  2019	69	359	326	70	5.1	4.7
  2018	69	328	293	69	4.8	4.2
  2017	67	247	218	66	3.7	3.3
  2016	67	414	304	67	6.2	4.5
  2015	67	300	268	67	4.5	4.0
  2014	67	583	531	67	8.7	7.9
  2013	67	566	517	67	8.4	7.7
  2012	67	573	513	67	8.6	7.7

• 後期

  年	募集	志願	受験	合格	志願倍率	受験倍率
  2023	21	313	41	20	15.7	2.1
  2022	23	375	38	21	17.9	1.8
  2021	23	291	42	23	12.7	1.8
  2020	23	261	47	23	11.3	2.0
  2019	23	363	57	23	15.8	2.5
  2018	23	284	51	23	12.3	2.2
  2017	23	203	89	22	9.2	4.0
  2016	23	354	62	23	15.4	2.7
  2015	23	279	80	23	12.1	3.5
  2014	23	677	426	23	29.4	18.5
  2013	23	498	340	23	21.7	14.8
  2012	23	507	318	23	22.0	13.8

合格者得点 †

• 前期

  年度	配点	最高		最低		平均
  		点	%	点	%	点	%
  2023	1820	1576	86.6%	1396	76.7%	1442.6	79.3%
  2022	1820	1627	89.4%	1377	75.7%	1432.06	78.7%
  2021	1820	1677	92.1%	1429	78.5%	1503.52	82.6%
  2020	1820	1588	87.3%	1458	80.1%	1505.33	82.7%
  2019	1820	1591	87.4%	1468	80.7%	1507.05	82.8%
  2018	1820	1598.6	87.8%	1416	77.8%	1477.43	81.2%
  2017	1820	1637	89.9%	1476.2	81.1%	1526.44	83.9%
  2016	1820	1662.8	91.4%	1519.6	83.5%	1563.06	85.9%
  2015	1820	1596	87.7%	1440.4	79.1%	1490.43	81.9%
  2014	1620	1444	89.1%	1289.4	79.6%	1327.08	81.9%
  2013	1620	1431.4	88.4%	1272.2	78.5%	1315.47	81.2%
  2012	1670	1503	90.0%	1359	81.4%	1399.94	83.8%

年齢別入学者数 †

参考文献：https://portal.niad.ac.jp/ptrt/table.html

大学生活 †

立地 †

• 1年次は郡元キャンパス、2年次以降は桜ケ丘キャンパス。
• 教養課程の郡元キャンパスは市の中心に位置するため、交通や生活の便が良い。新幹線の停まる中央駅も徒歩圏内。
• 桜ヶ丘キャンパスは市郊外だが、郡元キャンパスから自転車で20分程度の距離。ただしその名の通り"丘"に存在し、シティサイクルで登るのは困難。一部では宇宿から桜ヶ丘に行くことを”登山”と表現されている。
• 住む場所によっては引っ越さなくても十分にやっていける。

授業 †

• 鹿児島には離島があるため、南北600キロの広大な地域の医療と保健活動を担う医師育成の『地域医療プログラム』をさまざまな学年で取り入れている。6年の『離島・地域医療実習』は必修で、期間は1~4週間の間で選べる。
• リハビリテーション医学、温泉治療学にも定評がある。'88年に国立大初のリハビリテーション医学講座が開設され、リハビリテーション専門医を育成。片まひ回復のための運動療法などを行う「霧島リハビリテーションセンター」で、学生は2週間実習。→'18年3月をもって大学病院に機能移転。

入学者の口コミ🆕 †

鹿児島大学医学部医学科の口コミ(入学年度順)

参考:鹿児島大学歯学部 †

🔍鹿児島大学歯学部情報

　

コメント †

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