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大学入試センター †
大学入試センターHP
科目別対策 †
年度別 †
大学入学共通試験の変遷 †
年 | 試験 | 内容 |
1979〜1989 | 共通一次試験 | 国公立大学と産業医大のみ対象。回答はマークシート |
1990〜2020 | センター試験 | ほとんどの国公立大学と多くの私立大学が参加 |
2021〜 | 大学入学共通テスト | 国語、数学で記述式テストを導入予定 |
- 現在のセンター試験の前身にあたる共通一次の構想が初めて浮上したのは、1970年頃である。
- 現行のセンター試験は「人材の選抜」という点においては非常に良く機能しており、大学入学共通テストに変更する必要はないのではないだろうか。
- しいて言えば、医学科入試においては高得点すぎる争いとなり、1問のミスの比重が大きすぎるという欠点はある。
- あとは、国語において1問の配点が高すぎており、これも運要素が大きくなってしまう。科目の性質上は多数の問題をどれだけ正解できるかにしたほうがよいのではないだろうか。
- 大学入学共通テストの国語、数学における記述式テストの導入は見送られた。しかし、英語のリーディング・リスニングの配点が各100点になり、従来のアクセント問題などが削除される予定である。
対策に関するvoice †
- 英数理に関しては、基本的には二次対策をやり、センター直前の12月頭から過去問やセンター問題集などを解き一気に詰めて仕上げていく。
- 国語社会が曲者で、これは普段からセンター形式の演習を重ねて準備しておく必要がある。
- 二次力を上げたとしてもセンターの勉強は必ず別に必要で、出来る人は「12月からで十分」なんてことを言うが、それが自分に当てはまるのかはわからない。
- 地理、古文漢文の文法は夏休みに一周しておいてあとは冬休み。これで十分全体で9割とれる。
- 2次対策を主にして実力をつけて、ちょろっとセンター対策もすればいいだろうという人が典型的な不合格者のマインドである。逆で、基本的な事の集大成であるセンター対策をする事で、2次試験でも標準問題が解けるようになるのである。
受験科目について †
- 国公立医学部は5教科7科目受験が原則だが、出願にあたって、受験科目の制限を設けている大学がある。詳しくは国公立大学医学部の配点を見ていただきたいが、特に下記に注意してほしい。
- 社会で「日本史A」「世界史A」「地理A」「倫理」「政治・経済」「現代社会」の一部、または全てが受験不可な大学
- 理科で「物理+化学」の組み合わせ受験が必須な大学
- センターでは「物理+化学」を課さずとも、二次で「物理+化学」を課す大学も多い。基本的に「生物」受験者は医学部入試において肩身が狭い。
センターvs二次試験 †
- 国公立大学医学部の配点にセンター比率の一覧を載せている。受験する大学に応じて、戦略を練る事が大切だと考える。
- センター重視型(青塗り)の特徴
- 二次において理科を課さない大学が多い。田舎の大学が多い。
- 推薦・AO率が高い大学が多い。つまり、一般入試の定員が少ないため、志願倍率が高く、年によって乱高下しやすい。ただし受験者のレベルはやや低め。
- 受験には全く関係ないが、留年率が高いと噂の大学が多い。
- 試験問題も他学部と共通の平易な問題が多く、差がつかない。したがって、これらの大学を受験する者は、センターで苦手科目を1つたりとも作ってはならない。国社についても手を抜かず、時間制限の中で安定した点数を取れるよう訓練し、最低80%(240/300)は獲得したい。
- センターリサーチはまあまああてになる。センターで大コケ〜ややコケした時点で出願は諦めたほうがいい。
- センター重視型を第一志望とする者は、センターでコケたときの為の予備志望(センター二次均衡型)を前もって決めておくといい。センターが終わって初めて、知らない大学の二次対策に取りかかり始めるのでは遅い。センターでコケたショックを引きずって、1ヶ月勉強が捗らないかもしれないからだ。
- 以上のようにセンター重視型は、学力の要求レベルこそ低いものの、受験戦略を練る上では一番大変である。
- 二次重視型(赤塗り)の特徴
- センターリサーチはあまりあてにならない。特に85%前後の層の逆転が多い。80%未満の逆転は流石に稀。
- 旧帝のような二次難問型と、地方に多い二次平易型がある。
- 二次試験には英数理しか課されないため当然、数理が苦手な「文系脳」には厳しい戦いが強いられる。
- これらの大学を受験する者は、確固たる二次記述力を身につけるのが先決である。その過程で、センター英数理93%(560/600)程度は自然と安定するようになるはず(最初はセンターの形式に慣れる必要があるが)。特に数理については満点を目標にする。
- 二次の記述訓練を差し置いてまで、社会資料集や古文単語帳の隅々を(東大・京大受験者は別として)暗記する暇はない。二次で使いもしない科目を詰めるのは、はっきり言って非効率で、国社は75%(225/300)が安定すれば十分すぎる。二次がしっかりしている人なら、これでも前述の英数理と合わせて87%(785/900)まで届くからだ。この点数ならば二次重視型では全くディスアドバンテージにならない。地方大学ならむしろ、鍛えあげた二次力で上位合格するまである。
- 国社の勉強をするな!ということではなく、75%が安定するラインでコツコツやりさえすれば十分だということ。二次力に自信がついてきたら、80%、85%と底上げをする時間を作るのもあり。
- (以下脱線)「数学なんて医学部に入ってから必要ないんだから重視しなくていいじゃん」という意見がよく上がるが、果たしてそうだろうか?確かに入学後、ほぼ全くと言っていいほど数学は使わない。事実である。
- しかし、受験数学を勉強する過程で身につくものがある。それは(思考における)忍耐力だ。医学部受験生なら誰しもが、一見して分からない数学の問題と長時間格闘したことがあるはずだ。忍耐力というのは(臨床医になろうが研究医になろうが)医者にとってかなり重要な適性なのである。自分の持っている知識・経験を複合的に活用して未知の問題を解く、という面でも臨床に通ずるものがある。また、答案を論理的に記述して説明するという事は、医学に疎い患者さんに症状や治療方針を分かりやすく説明するという事にも通ずる。
平均点推移 †
大学入学共通テストの平均点
志願者数 †
年 | 卒業見込者 | セ/共テ志願者数 |
総志願者 | 現役 | 現役志願率 |
2022 | | 530,367 | 449,369 | 45.1% |
2021 | | 535,245 | 449,795 | 44.3% |
2020 | | 557,699 | 452,235 | 43.3% |
2019 | | 576,830 | 464,950 | 44.0% |
2018 | | 582,671 | 473,570 | 44.6% |
2017 | 1,075,752 | 575,966 | 471,841 | 43.9% |
2015 | 1,068,989 | 559,132 | 455,392 | 42.6% |
2010 | 1,071,422 | 553,368 | 440,148 | 41.1% |
2005 | 1,203,245 | 569,950 | 421,830 | 35.1% |
2000 | 1,328,940 | 581,958 | 430,026 | 32.4% |
1995 | 1,590,720 | 557,400 | 357,348 | 22.5% |
1990 | 1,766,917 | 430,542 | 265,125 | 15.0% |
注意 †
コメント †