医学部再受験決定後
私が医学部再受験を決めたのは2006年の冬です。このサイトを作る数ヶ月前といったところです。受験を決意してから私がまず取り組んだことは、再受験の大まかな傾向チェックです。私は、医学部への進学者が出ない高校出身でしたので、医学部受験に関しては全くの無知でした。傾向チェックとは言っても、単にすぐ勉強する気になれなかったのでインターネットをさらっと見ながらブログをチェックしていただけです。で、色々な人の再受験ブログを見ていて驚きました。なぜかと言いますと、国立医学部のレベルはほとんどが東大の理科一類以上であるということに加えて、異常なまでの高倍率により、ある程度の学力がある人までもが平気で落ちているという事実があったからです。私はこのとき、医学部受験には「学力を高めていく大変さ」と「その学力をある程度発揮できる時の運」が必要になると感じました。「運」というのは言い過ぎかもしれませんが、それだけ高レベルな激戦であるという印象は間違ってなかったと思います。
この時点での私の状況は、私立文系出身、数学ⅢC&化学Ⅱ&生物Ⅱ未習。とても勝負になりません。学士編入は最初から視野に入れていませんでした。編入試験では相手にされないと考えるまでもなく分かったからです。
「自分だけは頑張れば国立医学部に受かる!」
・・・とてもそんな風に思えるようなスタートラインではなかったです。むしろ、
「自分以上の経歴の持ち主の人たちがどんどん落ちていく試験で自分が受かるのはかなり難しいだろう。」
あまりのレベルの違いに最初からネガティブモード。でもとりあえず勉強をしていくしかありませんので、仕事をしながら勉強を開始していきました。
はじめは黄色チャートや解法カード、英語長文問題等を用いて仕事が終わった後に3時間程度勉強時間を確保していました。2,3ヶ月どの教科も満遍なく勉強し、少しはマシになった時に感じました。
「このペースでは国立は無理だ。5年はかかってしまう。。。」
この5年というのはあくまで学力がそれなりのラインに達するのに必要な期間です。医学部受験の場合はここから何浪というのも珍しくないので、こんなペースでやっていたら合格時点で何歳になっているか分かりませんでした。そこで私が少し考えたのは私立医学部の受験でした。私立医学部の難易度は国立よりも数段下なイメージでしたので、それぐらいのレベルだったら何とか数年でいけるのではないかと思いました。
2006年1月~ | 医学部再受験決定後 |
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